高松北中受験対策のため、受験生はバンバン作文を書いてきます。
すごく考えて書いてきたのだと思います。
「3時間考えました」という生徒もいます。
ただ、ダメなものはダメです。
10分で書こうが、3時間かけようが作文用紙に書いている文字が全てなのです。
現実って厳しいですね。
私も、大学受験&教員採用試験の時は先生にお願いして作文添削をしてもらいました。
丸一日かけて書いた作文が、赤ペンだらけで直されると、ショックでした。
「あー、私の貴重な1日が。。。
こんなことなら、1日中遊びまわってたほうが、軽やかな気持ちで次の日が迎えられたのに。」
なんてブツブツ言ってた青春の日々。
そんなこと言いながらも、また作文を書く→ダメだしされるを繰り返していましたね。
正直、作文を書くことは得意と思っていました。
小学校、中学校時代は作文を書くと毎回高評価をもらっていました。
「自分、小説家になれるんじゃない?」と調子に乗った時期もありました。
若気の至りですよ。
小さい頃は、何にでもなれるんです。
世の中を知りませんから(‘◇’)ゞ
漫画家にもなれるんじゃない?と思って漫画家セットとか買ったこともあります。
生徒に爆笑されるレベルの絵のセンスなのに(-_-;)
作文に関しては・・・
受験期には、「自分の文章をここまで否定される日が来るとは」・・・
と思うぐらい滅多切りにされました。
文章を書くことに挫折感を味わったのは人生初というレベルでした。
小説家になるという甘い考えは、やめました。💦
ただ、踏まれても立ち上がる、その精神力は作文指導をしてくださった先生方のおかげで少しずつ、ついていったと思います。
ほんと、若いうちの苦労は買ってでもしろ!
という言葉が、ピタっと当てはまるような日々でした。
今、作文を書きまくっている子ども達が、かめ塾にはたくさんいます。
「自分は何回書いても合格がもらえないんです。どうすれば合格がもらえるんですか?」と私の机まで聞きにきた生徒もいます。
(自分の椅子に座っている時に、「どうしたら良いですか?」と聞く生徒はたくさんいますが、休み時間私のところまで聞きに来る生徒は、少ないのです。)
小学6年生、勇気を出して聞いたのだと思います。
私は、今までに何度も話していた、その子の作文の改善点をもう一度話しました。
すると、その日からその子の作文は、みるみるうちに良くなっていきました。
私が言っていることは、何も変わっていないんです。
その子が変わっただけです。
「自分の何がいけないの?このままだと受からない」
そういった危機感を持って、自分から質問した、その姿勢がその子を変えたのです。
受験生、しんどいと思います。
でも、それは大人への階段を少しずつのぼっていってるからなのです。
強くなるんだ!!
踏まれても立ち上がる、そんな人になって欲しいです。