かめ塾による「高松北中学校」入試研究
香川県立高松北中学校受験を考えられている方へ!!
高松北中学校とは、勉強と部活動の両立に力を入れている中高一貫校です。
高松北中学校の特徴
1.他の公立中学校より授業時間数が多く(月曜日は7時間授業)、しっかりと学習することができます。
( )の数字は他の一般的な公立中学校との1年間の授業時間の差です。
中1 英語 (+35時間)
中2 英語 (+35時間)、数学(+35時間)
中3 英語 (+35時間)、数学(+35時間)
2.中学2年次に先取りコースと、標準コースに分かれるので生徒のニーズに合わせた学習ができます。
*先取りコースは、中学3年生の後半に高校1年生の内容を学習。高校3年生で、受験対策に多くの時間を取ることができるカリキュラムになっております。
*標準コースは、クラスを分け少人数指導(英語・数学)を行っています。
3.テスト前の土曜日に学校開放をしています。
クラスによっては、全員参加するように先生が声を掛けています。
4.高松北高校の先生が、授業・部活指導をし、大学受験、高校入試に関し個別ガイダンスを行ってくれます。
5.中高一貫の6年制ですので、中学3年生で受験勉強をすることなく高校に進学することができます。
6.珍しい部活が多数あります。(体操、フェンシング、*硬式テニス、ラグビーなど)
*現在、高松の中学校の多くのテニス部は、ソフトテニス部です。
高校生と一緒に練習をしている部活もあり、刺激になります。
高松北中学校の受験に関して 2021年度
試験内容など
- 総合問題60点満点
- 作文20点満点
- 面接、調査書(点数化されず長所を見る。)の総合評価。
- 定員105名
倍率
2022年度入試倍率 競争倍率 1.18倍
2021年度入試倍率 競争倍率 1.24倍
2020年度入試倍率 競争倍率 1.44倍
2019年度入試倍率 競争倍率 1.47倍
2021年は130名が受験、105名が合格しました。
2011年度入試 競争倍率2.46倍
2010年度入試 競争倍率1.87倍
2009年度入試 競争倍率1.68倍
2008年度入試 競争倍率1.81倍
2010年前後は、近年と比較すると高い競争倍率になっていました。
高松北中学校を受験する人の中には、記念受験のような形で、ほとんど勉強せずに受験に挑む人、直前になり慌てて勉強する人もいます。
高松北中学校の入試問題は独特です。学校のテストで高得点が取れるからといって、高松北中の入試問題が解けるわけではありません。
高松北中は、偏差値52前後です。
受験対策は必要ですが、きちんと勉強をすれば、中高一貫校としては合格しやすい学校です。
「中高一貫校を受けたいけれども、小学校生活、受験勉強以外のこともしたい」
「勉強に力を入れている中学校に通わせたいけれど、附属中学校はレベルが高すぎる。」
「受験勉強のストレスを感じることなく高校に進学したい。」という方にお勧めです。
ただ、高松北中学校は受験対策をしないと、合格することが難しいです。
北中対策の塾に通っていない子や、秋から塾に通った子の不合格情報を頻繁に聞きます。
高松北中学校を受験される方は、小学6年生の夏休み以前からの対策をお勧めします。
かめ塾の指導法 少人数指導
かめ塾の指導方法は少人数指導です。課題表を塾が作成し、講師が指導、課題をクリアすることで力をつけていくという形です。
生徒によって入塾する時期、苦手な分野、学力は違いますので、机を並べている塾生は1人1人塾での学習内容が違うという形になります。作文が苦手ですと、作文に関する課題を多く出しますし、漢字が覚えられていない生徒には漢字の勉強をする時間を増やすなど個に応じた指導を行っています。(時期や内容によっては同じ学習をする時もあります。)
ただ、机を並べる塾生は、同じ中学校を受験するライバルです。「負けたくない」という気持ちを持って欲しいです。
そのため、2021年度は、課題の進み具合の一覧表、成績上位者の塾内掲示を行いました。
生徒たちは、塾に来るたびに、掲示物を確認し、「やばい。〇〇さんは、△△まで終わっている。」などと話し、「塾のテストで3位以内には入りたい」と競争意識を持って学習に取り組んでくれました。
また、作文に合格枚数のノルマをつけ、進み具合を保護者様に逐一Lineしました。その結果、送迎、声掛けなど保護者様のご協力もあり、毎日多くの高松北中学校受験生が自習室で勉強していました。
作文
高松北中は近年、文章を読んで自分の意見を書くというテーマが出題されています。
2021年度入試は、国際連合が定めた2030年までの17の国際目標(貧困をなくそう、人や国の不平等をなくそう。気候変動に具体的な対策をなど)の中で、どの問題を一番に解決すべきか、目標達成のためにあなたが出来ることは何かということが聞かれました。
作文は、入塾時ほとんどの生徒が上手く書けません。
練習することなく受験を受けると、不合格になる可能性が高いです。
何度も練習することで、作文を書くことに慣れ、高松北中入試レベルに対応できるようになっていきます。
指導をしていて感じることは、作文は上手くなる時は急に上達するということです。
「これは厳しいなぁ」、「前と変わらないなぁ」と思っていても、ある日突然非常に良い文章が書けるようになります。点と点が結びついて、線になるのだと思います。保護者の方に、「このレベルでは厳しい」とお話した次の日に、見違えるような文章を書いてきた生徒もいます。
良い文章が書けるようになるには、個人差があります。過去最速は2週間です。週1回の指導ですと、1年かかった方もいます。
かめ塾の作文指導(生徒によって指導方法は変えております。)
1.何度でも書かせる、同じテーマで書き直しをさせる。
入試までに平均100枚以上の作文を書いてもらいます。
2.文章を上手く書けない人には・・・
日記を書かせています。
慣れてきたら、「楽しい」という言葉を使わずに、楽しさがわかる文章を書くなど、表現方法を工夫するように指導しています。
3.要約が苦手な生徒には・・・
時数制限をつけ、新聞記事要約(時事問題にふれることが出来るというメリットもあります。)、国語教材要約をさせています。
4.わかりにくい文章を書く生徒には・・
テーマを決め、そのテーマについてわかりやすく説明したり、自分の気持ちを伝える練習をしています。
(例:冷蔵庫を冷蔵庫が何か知らない人に説明する、自分の欲しいものを保護者の方に買ってもらいたい。なぜ、それが必要か、保護者の方が納得するような文章を書くなど。)
5.作文ノートを作成
指摘されたことを、メモさせています。2度、3度同じことを指摘された場合、指摘された内容が目立つように印をつけさています。また、話し言葉などは、作文を書く時どのような言葉を使えばいいかをメモさせ、見直しをしてから作文を書くように指導しています。
6.指導を終えた過去の自分の作文を保存、数か月後、過去の自分の文章のどこがいけなかったかを説明させています。また、悪い作文の例を見せ、何がいけないのか添削をさせています。
7.合格した生徒や、講師が書いた作文(小学生でも書けるレベルの内容を書いています。)の模範作文を見せ、良いところ、自分の作文との違いを考えさせます。
面接
志望理由、小学校生活、中学校生活のことなど質問されます。
入退室方法、言葉遣い、目線の位置など指導しています。
*面接対策は冬休みに実施しております。
かめ塾の面接指導
- 頻出問題に関し、解答を作成させる。
- 解答添削、内容を頭に入れさせる。
- 良い例を映像を見て学ぶ。
- 実際に面接練習をする。
- 改善点、良いところを指摘。メモを取らせる。
- 形になってきたら動画で撮影。
- どこが悪いかを生徒と話し合う。
- 何度も練習。
総合問題対策
大人でも解けないような特殊な問題も出題されます。
- 小学生で学習した基礎的な内容の復習(暗記テスト)
- 実際の中高一貫高校の過去問題(最初は難易度が低めの問題から解かせます。)を解く
→間違いは何度でもやる、できるまでやらせます。
大量の問題を解かせるよりも、その子が頑張れば、繰り返しやれば出来ると思われるレベルの問題を何度もやらせています。
個に応じて解かせる問題のレベル・量を変えています。生徒に応じて学習内容をかえることができるところが個人別指導のメリットです。
高松北中の合格ラインはおおむね6割以上です(他の人との競合ですので、年度によって違います。)すべての問題を解ける必要はありません。当塾では、難易度の高い問題よりも、簡単な問題をミスなく解くこと(問題をよく読むこと、漢字を書き間違えないことなど)を重視、基礎基本が頭に入っていない場合は、復習、テストという形をとっています。
高松北中受験対策に塾は必要?
私は、塾は必要だと考えます。
それは
①クラスに受験生がいない(いても少数)。
②高松北中の受験問題が独特。
③12歳という年齢で、自分1人で受験に向かうことは難しい。
という理由からです。
①高校受験と違って中学受験をする生徒は少ないです。(学校やクラスによっては、受験希望者が多い場合もあります。ただ、高松北中受験に向けての対策をしていない生徒は「受けるのをやめた」となる場合が多いです。)通常、中学校では3年生になりますと、クラス内で「〇時間勉強した」「受験まで半年、頑張らなきゃ!」などと話題に出るかと思います。受験が近づくと、少しずつクラスの緊張感も高まってきます。しかし、中学受験ではそれがありません。クラスメイトが「卒業文集作ろう」「小学校最後だし、みんなで遊ぼう」と言っている時に中学受験する生徒は「受験まで後〇日」と勉強しなければいけません。塾に行くと、同じ目標を持っているライバルがいますが、1人で勉強するとモチベーションを保つのが難しいです。
②高松北中学校の問題は独特です。学校の授業を受けるだけでは解くことが難しい問題が多く出題されます。また、「作文は得意」という生徒も入塾時には、原稿用紙の使い方、作文の書き方などを理解できていないことが多いです。
③中学校では、定期テストがあり順位がつきます。中学生はテスト前に必死にテスト勉強をしますし、「〇位に入りたい」という目標をもち学習している生徒が多いです。また、1回のテストの範囲も広いです。簡単には覚えられない暗記物、繰り返し勉強しなければできるようにならない数学など、競争、失敗を繰り返しながら彼らは勉強法を学び、勉強する体力・集中力などをつけていくのです。一方、小学生はそのような経験をした人は少ないと思います。「高松北中学校を受験するなら〇〇を勉強しなければいけない」と、引っ張っていく指導者の存在なしに未知の世界に飛び込んでいくのは12歳の小学6年生には高いハードルだと思います。
かめ塾に通う北中受験生ですが・・・
私が感じていることは、意識が高いということです。
公立の中学校に通うなら受験は必要ありません。自分で決め(保護者の方に勧められ)「どうしても北中に行きたい!」と強い気持ちを持ってかめ塾に通ってくれている生徒がほとんどです。
目標を持っている人は強い!と感じます。
「高松北中に合格したい!」と思っている方、ぜひ一緒に勉強しませんか?