高松北中学校の受験日まで約半年です。
近年、高松北中の入試では「文章を読んで考えたことを書く」というテーマが出題されています。例えば、人工知能について書くというテーマです!
これは・・・大人でも突然言われると「えっ!?人工知能??中学受験の作文って、将来の夢とか書くんじゃないの??イメージと違うーー!」とパニックを起こしかねないです。
当塾にも、高松北中を受験する生徒はいます。
ある生徒は小学5年生の時からかめ塾に通っていました。塾に入った当初、作文が上手く書けませんでした。一文一文が文章としておかしいこと、言いたいことがまったく伝わらないことなど・・・問題点がたくさんあり、本人に指摘しても、「言われたらそんな気がする」という感じでした。「将来の夢」「好きな教科」など、比較的書きやすいテーマでも上手く書けず何度も書き直しをさせました。
そして入塾して1年たちました。
現在は「将来の夢」など書きやすいテーマでは書かせていません。文章を読んで作文を書かせる練習をしています。テーマも難しくしています。
私が小学6年生ならまず書けないようなテーマです。小学6年生の私なら「えー、書きたくない、書けないしー」と先生に文句を言っていたかもしれません(笑)
生徒には「どんなテーマが出されても、70点レベルの文章が書けることを目指せ!将来の夢なら満点でも、少し変わったテーマが出されたら0点じゃ意味がない」と言っています。その生徒の作文は、難関大学に合格するようなしっかりした文章ではありません。
でも、「この部分は表現を変えた方が良いですか?」「ここの文章はわかりにくいですよね」と自分でわかるようになり、文章自体もおかしいところはほとんどなくなりました。合格できる作文だと思っています。
でも、成長したらさらに高いレベルを求めるものなんですよね。
今でも当たり前のように書き直しさせています。細かいこと、バンバン指摘しています。1年前に指摘しても「?????」となったようなこと、ズバズバ言っています。そして、何回か指摘したらできるようになっています。
入塾から1年後、その子が入塾した当初の文を読み直すと、本人も「これは酷い」と酷評していました(笑)
毎日の成長は、なかなか気付きませんが過去と比べると成長がはっきりわかります!
そして、私は「私ならこう書く」というお手本作文を書くこともあります。小学6年生でも書ける言葉、私が6年生の頃でも思いつくような内容で書くようにしています。それはそれで34歳のいい大人には難しいです(笑)