地理の面白さ

私の専門科目は地理ですが、地理の面白さを考えてみたいと思います。ちなみに、私が地理教員になろうとしたのは、地理が一番得意だったからです。「地理の授業が面白い!!」なんて思ったことは・・・ないですね。(地理の先生ごめんなさい🙇)

私は高校で地理を教えていましたが生徒の中で”社会の授業=眠い”というイメージがついていたので、「どうにか興味を引かなくてはいけない」と、予習に時間を使いました。

そして、思ったんです。今、この時代を生きている私たち。高松に住んでいる私は、そこまで不自由もなく、仕事をして好きなことして、好きなものを食べて、エアコンのきいた部屋で寝て・・・。

でも、まったく同じ時代を生きているのに、今の私と同じぐらいの年で多くの人が亡くなる国。激寒状態なのに、エアコンもない国。今日の食べ物にも困っている国。自給自足で生きている人々・・・。

でも、それが彼らにとって当たり前。私たちにとっての当たり前とは違います。イスラム教を信仰している国に産まれていれば、断食やメッカに向かってお祈りをしていただろうし、インドに産まれていれば牛を神と思い、毎日カレーばかりの食生活をしていたかもしれません。

日本に産まれ、今起こっていることが当たり前と思う。でも、それは本当は当たり前ではない。世界にはいろいろな文化・考え方・生活などがあり、それを知ることは面白いことだなぁと思うようになりました。

でも、そんなことを、高校生に言っても「あー、なるほど!」と興味を持ってくれるわけではないので、私の自虐ネタで、授業に興味を持ってもらうように持ってきました。

「私の10万円の中古車が・・・」とか言うと食いつくんですよ!

「10万で車!?マジ?そんな値段で車買えるん?」と。

買えるんですよ。古い車をオークションで。ちなみに、旦那は1万円で車を買ったことがあります(笑)私の小学生レベルの絵を描くともう爆笑。掴みはOK(笑)

そこから、車の輸出とかの話をすると結構聞いてるもんですよ。子供達も・・・。